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北海道遺産を失うには拙速過ぎる結論 11/28 

記者の目
北海道遺産を失うには拙速過ぎる結論
1市2場開催模索 帯広の健闘期待

岩見沢が継続は困難と決断したから、帯広もやめざるを得ない。ばんえい競馬廃止という重大事の、あまりにもあっけない幕切れに割り切れないむなしさを感じたのは私だけだろうか。
改革検討チーム会議が開催場を2市に集約、厩舎関連報償費の40%削減を骨子とする改革案を決めたのはわずか2カ月前の9月22日だった。その後、話し合いは先送りされ、なし崩し的に旭川、北見が撤退を表明。キャスチングボートを握る岩見沢市も、2市に続いた。最初に「廃止ありき」だったのなら、驚くほど行き届いたシナリオだった。
本年度末で40億円にものぼる巨額の累積赤字は、市民感情からも健全な市財政運営の観点からも許されるものではない。では打開策、将来展望はなかったのか。本来真っ先に検討されなければならない部分で結論を急ぐあまり、議論があいまいのまま終始した印象が強い。
ナイター開催、3連単馬券導入の帯広案はさておき、来年度に提出される新競馬法の最重要案件として盛り込まれる予定の「中央競馬、地方競馬の馬券相互発売」の可能性と展望について、どのような議論がなされたのか。重種改良に大きな役割を果たしているばんえい競馬への、畜産振興という側面から農水省への働きかけはどうなっているのか。考えられることは、まだいくつかある。場外発売所を共用する、道営・ホッカイドウ競馬への影響も無視できない。「中途廃止なら、ばんえい発売場で予定している収入分は大きな影響を受けるでしょう」(道競馬事務所・北村健所長)と心配する。調教師、騎手、厩務員を合わせて約250人は職を失い、生産農家270戸は壊滅的打撃を受ける。さらに廃止に伴う精算金が、4市に重くのしかかる。
重種の主要生産地を抱える帯広市は、スポンサーの協賛など条件付きながら1市2場開催を模索している。2カ月で廃止にたどり着いた結論は、北海道遺産を永久に失うには拙速に過ぎたのではないか。わずかの可能性にかける帯広市の健闘を、ばんえいを愛するファンとともに期待したい。(編集委員・川崎泰彦)

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